昨年訪れたフィンランドを
ゆっくりじっくり振り返っております。
前回までの投稿にも
写真を多数追加しましたので、
よかったら見てみてくださいね。
2013.10.27.Sun
滞在3日目
その日は朝 目が覚めたら霧も晴れて
少し日差しがありました。
せっかくなのでと
観光名所、世界遺産の
『スオメンリンナ要塞』へ
ティナが連れて行ってくれる事に。
ヘルシンキ中心街からすぐの港から
フェリーで15分ほどの島。
ここでもトラムのカードが使えました。

船内の様子
広島でいうなら、
宮島に行く感覚に近いのかなと思います。
地元の人たちは、
春になったらピクニックに来るらしいです。
島に着いた頃には、濃霧.....
そして、さ、寒い........
ダウンジャケットにしっかり助けてもらいました。
要塞の中をぐるりと見て回りました。
城好きにはたまらん箇所がいっぱい。


フィンランドのかもめは
「かもめ食堂」のご紹介通り
確かにぷっくりして大きかった!
雀もぷっくりしていたなあ。

要塞の一番奥の方で、
日本人女性に遭遇!!
彼女は
北欧20日間の旅ツアーで北欧巡りをされてきて、
その日が最終日とのことでした。
フィンランドの古い歴史のある場所で
しかも濃霧の中。
日本の方に出会えたことにジーンとしてしまいました。
後日、メールを頂き、またまた感動。
ご縁って素晴らしいですね。
さて、
そもそも 私のこの旅の目的は
本物のフィンランドを見てくること。
触れてくること。
そして、
フィンランドの羊毛フェルトに出会うことでした。
最初からティナにはそう伝えていたので、
彼女もとても親身になって動いてくれました。
そして、ティナの友人たちも。
この島の中を巡っている間にも
連絡をとってくれていて
ついに!!
羊毛フェルトを小学生たちに教えているという先生に
繋がりました。

ティナがその先生に直接電話で話をしてくれ、
(フィンランド語で)
今夜なら と会ってもらえることに!!
なんてついてるんでしょう。
そして何より
フィンランドの人って本当ーーーにいい人!!
寒いせいで
あまり表情には出せてなかったかもしれませんが
大感激の大興奮!!!!!
この日この島の観光客の中で
感情の振り切れ方は
ナンバーワンだったはず。笑

ものすごく甘いキャラメルみたいなお菓子と
ホットコーヒーが
冷えた全身に染み渡ります。
ほっ
それからいったん家に帰り
腹ごしらえをし
先生との待ち合わせ場所へ。
想像していたより
ずっと若くてかわいくて
素敵な先生!
Ms. Maija (マイヤ)先生。
私は嬉しさと緊張で当分固まってしまう。
歳は私よりずいぶん若いと思われます。
これで自分より年上だったら
さらに緊張していただろうな。
歳とってて よかったと思えました。笑
フェルトといっても私が主にやっている
針を使うニードルフェルトではなく
水などを使うやり方を教えてもらえることになったので
場所も広い場所でなければと、
先生のご実家へ。
ありがたい!
トラムで20分ほど揺られた閑静な地。
すぐ裏に林があるようなところでした。
とてもオープンな方で
家中を案内してくれて
リビングから、
先生の子供の頃からの部屋、
物置まで。
一家で手芸がお好きのようで
いろんな手芸グッズが至る所に♪
そして三姉妹とのことで、とても親近感。
ちなみに先生は末っ子さん。
コーヒータイムでまず一息。
お土産に持っていった「白い恋人」を食べてもらい。
(フィンランドの人はやはりコーヒーが好きなようです。
白い恋人は友達にお勧めと聞き、成田空港で。)
こういうひと時は、
やはりどんな状況でも必要ですね。
フィンランドはサウナ発祥の地。
中心部以外では一軒に一つサウナがあるそうで、
(マンションにも共同サウナがあるそうです)
先生のご実家のサウナ室へ
案内してもらいました。
ひろーーい!
きれーーい!
落ち着いたナチュラル系色の
タイルばりのシャワールーム。
なんと
ここでいよいよフェルト作りに。
とても丁寧に、優しく教えてくださいました。
ビデオ撮影も快くOK。
ってことで
ずっとビデオにおさめてます。
しばらく文章ばかりでごめんなさい。
フェルト作りの心地よさと
先生の優しい声と手つき、
場所は
フィンランドの一般家庭のサウナ室。
私にとっては夢のようなひと時。
ドキドキ。
ビデオがブレないようにするのに必死でした。
たまに温度や感触を確かめるため
感覚を覚えるために
一緒に作らせてもらいました。
言葉にするのは本当にむずかしいけど…
フェルト作りをするときは
愛猫や愛犬を撫でる時のように
優しい気持ちになれることは
前から感じていました。
だけど
その優しい気持ちが
言葉の壁を越えて
フェルトを通して
こんなにも伝わるなんて…
震えました。
ずっと鳥肌。
本当に会いたかった人に
会えたんだと思いました。
私がフェルトを伝えていく中で
目標となる人ができました。
私もこんな風に
見ていて、
一緒にいて、
声を聞いて、
教えてもらって
すべてが
心地よく感じてもらえるように
なりたいなと思いました。
芯からの優しさを
言葉なしでも伝えられる人でいたいなと。
まだまだ修行が足りませんね。
頑張ります!

最初にいれて頂いたコーヒーも
実は緊張のあまりほとんど飲めず…

最後はどうにかリラックスして
先生と記念写真。
私 (152cm)と 背があまり変わらない!

日本から持参した帽子をプレゼントしました。
(帽子は私の主人が手がけたもの)
とても喜んでくれて
ぐるぐる巻だった髪の毛をほどくと
こんなに長かったんだーーーの写真。
さりげなく
アーティスティックなヘアスタイルも
さすがですね。
胸いっぱいで
忙しい中つき合ってくれたティナにも
本当に感謝で
帰りのバスの中では
放心状態。


使い慣れているはずの
i-phoneで撮影もぶれてます。
ティナの家にかえって
家族とコンタクトをとり
安心させてくれる主人の言葉と
私の嬉しい気持ちは
上手い具合にリンク。
そして
古い言葉だけど
バタンQ でした。
ひとりニタニタしながら。
長くなりましたが
お付き合いありがとうございます。
第4日目へ続く。
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